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2025/07/14 12:55 |
ベビ出産の時・・。分娩室~後編~
最初は、吸引なしで何度かリキむ。
院長先生から理事長先生にバトンタッチして吸引機取り付け。

院長先生が吸引機で引っ張り出し、
院長先生がお腹を上から押し出すように押さえる。
なんと先生2人がかり!!

看護師さんや助産師さんは、一緒に呼吸方法をしてくれて
楽にできるよう言葉をかけてくれる。

今回の出産、実は立会い希望。
産まれる少し前にようやく旦那さんの入室が許可。
私の顔の近くに立って「ガンバレ!もう少し!!」と声をかけてくれる旦那さん。
赤ちゃんの頭が見えてきたときは「頭見えたよ。あともうちょっと!」と
看護師さんたちよりも大きな声で励ましてくれた。

旦那さんが入室してから、「せ~の」と3回ほどリキむ。
声はださず、顔は先生に向ける。まるで赤ちゃんがでてくるのを見るような格好。
頭がでて、上半身がでて、あとは下半身。

これがなかなかでない。

最後に、思いっきり長くリキむ。
すると、足が勢いよく出ていくのがわかり、最後にスポンと全体が出た。

その直後・・・。

おぎゃぁ~!!!

おぎゃぁ~おぎゃぁ~~!!!

「おめでとうございます。」
「元気な男の子ですよ。」

「はひがほ~ございまふ」(私)

「よくがんばったね。赤ちゃん見えるよ。見て見て。」(旦那さん)

下を向くと、産まれ立ての赤ちゃんの姿が一瞬だけ見えた。
赤ちゃんは、へその緒が首に巻き付いていたため、
処置するためすぐに別室の保育器へ。

自分の所にすぐにくると思っていただけに、すごい悲しかったけど、
命の方が大事なので仕方がないよね。
でも、先生や看護師さんたちが皆声をかけてくれたので、
すごいうれしかったしホッとした。

少しして、理事長先生が
「吸引させてもらってゴメンネ。お手伝いさせてもらったけど、
お母さん自身が産んだんですよ。」

すごい感動した。涙が出そうだった。

私が赤ちゃんを産んだ。産めた。お母さんになった。
感動が徐々にでてくる。
その隣で旦那さんが、疲れきってる私の汗を「がんばったね」と拭いてくれてた。


私の処置が始まる。胎盤がでるまでは旦那さんも一緒だったけど、
傷の縫合の時は退室させられてた。
その傷の縫合は5針。切開はしたけど裂けちゃったみたい。
その間に、点滴をしたり血圧を計ったりなどして、
回復するまで2時間ほど分娩台の上で休養。

その間に、やっとベビとご対面できた。

ほんの数分だったけど、抱いた時は感無量。
ベビはすっごく温かかくて、やわらかかった。

本当にお母さんになったんだな。
胸の上で目をパチクリ開けてこっちを見つめる姿が愛らしかった。


手術室から部屋に移動したのは、0時半ごろ。
縫合部分が痛く、点滴もしたままだったので車椅子での移動。
両親は家に帰ったけど、旦那さんが荷物と一緒に一足早く部屋に来ていて、
次の日仕事なのにしばらく一緒にいてくれた。

陣痛の時からずっと付き添ってくれて、励ましてくれて、
旦那さんと両親にはすごく感謝です。
すごく疲れてたと思う。とてもありがたかった。

そして、一生懸命にできてくれたベビ。
苦しかったと思う。でも頑張ってくれたネ。

産まれて来てくれて、本当にありがとう。
いたらない母だけど、これから宜しくね。

分娩室~後編~ ・・終わり。
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2005/09/08 18:38 | Comments(0) | TrackBack() | [0歳]0ヶ月

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